「合う入れ歯がない」とお悩みの方へ

はやと歯科クリニック 院長の辻 勇人です。
入れ歯が合わず、お悩みの方がたくさんいらっしゃいます。
せっかく通院して義歯を作ったのに、装着後に違和感があればがっかりしますし、せっかくのお食事も楽しめないことでしょう。

そこで今回、入れ歯が合わない原因と改善策、当院ではどのような対応をしているかなどをご紹介します。
入れ歯が合わずお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。

まずは、入れ歯の合わない原因や欠点を考えてみましょう。

1.適応期間:
入れ歯を使い始めるときに、口の中や舌が慣れるまで時間がかかることがあります。最初の数日や数週間は、違和感や痛みを覚えることがあります。

2.不自然な感覚:
入れ歯は人工的なものであるため、自然な歯と比べて違和感があることがあります。
特に上下の入れ歯を使っている場合、食事中に食べ物がしっかりと噛み砕けないことや、言葉の発音に影響を与えることがあります。

3.不安定性:
入れ歯が適切にフィットしない場合、口の中で動いたり、外れたりすることがあります。
特に下顎の入れ歯は、口の中の形状や筋肉の動きによって安定性が低くなることがあります。

4.口内環境への影響:
入れ歯が長時間口の中に留まっていると、口内環境に影響を与えることがあります。
不適切な清掃やメンテナンスを行わないと、口内炎や口臭、歯周病などの問題が生じる可能性があります。

5.骨の吸収:
歯を失った部位に入れ歯を装着すると、その部位の骨が時間とともに吸収されることがあります。
この現象は骨吸収と呼ばれ、入れ歯のフィット感や安定性に影響を与える可能性があります。

 

それでは、入れ歯の不安定さを解決するにはどうすれば良いのでしょうか。
以下にいくつかの方法を挙げてみます。

1.適切なフィッティング:
入れ歯が口の中にしっかりとフィットすることが重要です。
歯科医や歯科技工士による適切なフィッティングを受けることで、不安定さを軽減することができます。
定期的な調整や修理も必要な場合があります。

2.粘着剤の使用:
入れ歯用の粘着剤を使用することで、入れ歯をより安定させることができます。
粘着剤は食事中や日常生活での動きを抑制し、入れ歯がしっかりと口の中に留まるのに役立ちます。

3.インプラント:
インプラントは、人工の歯根を顎の骨に埋め込み、その上に入れ歯を取り付ける方法です。
インプラントを使うことで、入れ歯の安定性が向上し、食事や日常生活での快適さが増します。

4.ミニインプラント:
ミニインプラントは、通常のインプラントよりも小さいサイズのもので、骨の厚みや量が不足している場合に適しています。
ミニインプラントを使用することで、入れ歯の安定性を向上させることができます。

5.部分的な入れ歯:
全ての歯を失っていない場合、部分的な入れ歯を選択することもできます。部分的な入れ歯は、天然の歯に支えられるため、安定性が高くなります。
これらの方法のうち、最適な解決策は個々の状況によって異なります。

 

これまで、入れ歯が合わないと感じる原因や解決策をご紹介してきました。
はやと歯科では、入れ歯が合わずにお悩みの方に改善するための2つの方法をご提案しています。
コンフォート義歯インプラントオーバーデンチャーです。

コンフォート義歯は、通常の入れ歯よりも快適性を重視した義歯の一種です。
これらの義歯は、口の中に装着された際の違和感や不快感を最小限に抑え、日常生活での使用をより快適にすることを目的としています。

コンフォート義歯の特徴をさらに細かく見ていきましょう。

1.フィット感の向上:
コンフォート義歯は、口の形状に合わせて特別に設計されています。
そのため、通常の入れ歯よりも適切なフィット感を提供し、不安定さを軽減します。

2.素材の選択:
コンフォート義歯は、快適性を追求するために柔らかくて耐久性のある素材が使用されています。
これにより、口の中に装着した際の違和感や痛みを軽減し、長時間の装着でも快適に使うことができます。

3.適切な設計:
コンフォート義歯は、口の中での安定性を高めるために特別な設計が施されています。歯科技工士が口の形状や咬合などを考慮して作成することで、より適切なフィット感を実現します。

4.調整可能性:
コンフォート義歯は、必要に応じて調整することができます。
口の中の状態や快適性に変化があった場合、歯科医や歯科技工士が調整を行い、最適な状態に修正することが可能です。
これらの特徴により、コンフォート義歯は通常の入れ歯よりも快適性が高く、日常生活での使用がより容易になります。

 

一方のインプラントオーバーデンチャー(Implant Overdenture)は、インプラントを利用して保持される部分的なまたは完全な入れ歯の一種です。
通常の入れ歯とは異なり、インプラントオーバーデンチャーは人工の歯根であるインプラントを使用して口の中に安定性を提供します。
インプラントオーバーデンチャーの主な特徴は次のとおりです。

1.安定性の向上:
インプラントオーバーデンチャーは、インプラントが顎の骨にしっかりと統合され、入れ歯を保持するための安定な基盤となります。これにより、通常の入れ歯よりも安定性が向上し、食事や日常生活での使用が快適になります。

2.自然な感覚:
インプラントオーバーデンチャーは、通常の入れ歯と同様に見える人工の歯を持ちますが、インプラントの安定性により、口の中での感覚がより自然に近づきます。
これにより、口腔機能や発音が改善されることがあります。

3.骨の吸収の抑制:
インプラントは、顎の骨に負担をかけることで骨の吸収を抑制します。
このため、インプラントオーバーデンチャーを使用することで、顎の骨の密度や形状が維持され、入れ歯のフィット感が長期間にわたって改善される可能性があります。

4.個々の状況に合わせた選択肢:
インプラントオーバーデンチャーは、部分的な入れ歯から完全な入れ歯まで、さまざまな状況に適応できる選択肢です。
歯科医との相談を通じて、自分に最適なオプションを選択することが重要です。

ちなみにインプラントオーバーデンチャーは、入れ歯の不安定さや不快感を解消し、患者の生活の質を向上させる効果的な治療法の一つです。
インプラントオーバーデンチャーは、アタッチメントやロケーターという装置を使って義歯を固定・安定させます。

ロケーターアバットメント(Locator Abutment)は、インプラント治療において義歯を安定させるための装置の一種です。
ロケーターアバットメントは、インプラントの上に取り付けられ、その上に義歯が取り付けられます。

以下に、ロケーターアバットメントの主な特徴を説明します。

1.安定性の向上:
ロケーターアバットメントは、義歯をインプラントに安定して固定するための装置です。
義歯がロケーターアバットメントに取り付けられることで、義歯の安定性が向上し、食事や日常生活での使用が快適になります。

2.取り外し可能性:
ロケーターアバットメントは、通常は義歯と一体化されていますが、必要に応じて取り外すことができます。
これにより、口腔内の清掃やメンテナンスが容易になり、口腔衛生を維持することができます。

3.バイオメカニカルな設計:
ロケーターアバットメントは、バイオメカニカルな設計が施されています。
義歯がロケーターアバットメントに取り付けられる際に、特定の方向に力が分散され、インプラントと顎の骨への負担が軽減されます。

4.異なるアプリケーションに適応:
ロケーターアバットメントは、部分的な入れ歯や完全な入れ歯、さらには固定された義歯にも適応することができます。
これにより、患者の個々のニーズや治療計画に応じた適切な治療オプションを提供することができます。
ロケーターアバットメントは、インプラント治療において義歯の安定性を向上させるための重要な装置の一つです。

 

少し長くなってしまいましたが、「入れ歯が合わない」とお悩みの方へ向けて、原因や改善策、当院での取り組みについてご紹介しました。

ただ、入れ歯が合わない理由を判明させ、問題を解決するには直接歯科医に相談するのが一番の近道です。

ちなみに当院は埼玉県坂戸市にあり、都内からでも電車やお車でご来院しやすい立地です。

入れ歯が合わずにお悩みであれば、一度「医療法人勇心会 はやと歯科クリニック」にぜひご相談下さい。

 

【医院からのお知らせ】
2024年5月1日 はやと歯科クリニック スタッフの緊急蘇生トレーニングを行いました。

 

 

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